可能性を実感する、機能性フィルムの開発。
小林:開発設計グループでは、新製品の開発や既存品の用途開発が仕事だけど、今は機能性フィルムの開発がメインテーマだね。市販の何の変哲もないフィルムに、色々な加工を施して付加価値をつけていく。お客様のご要望に、いかに早く的確に応えられるかがポイント。
前川:お客様の状況の変化などで開発の方向が急に変わったり、動きが激しいけれど、新しいことを発見して突き詰めていく開発という仕事は、やっぱりやりがいがありますよね。
小林:機能性フィルムは、通信ケーブルの分野、また電力分野だけでなく、自動車や、電子部品にも活用できるから。家庭用ゲーム機の中にも、ヒエン電工の機能性フィルムが使われていて、可能性の広がりを実感できるよね。
時々は笑いを入れながら、悩まない開発を。
前川:開発設計グループは、メンバー9人の個性や得意分野がそれぞれあって、うまく回っていますよね。
小林:化学工業系でろ過に関する知識が豊富な前川くんと、有機化学系でセメントの塗装関連での経験がある私、そして6人の若手社員。それぞれ抱えている開発テーマは違うけれど、お互いの得意分野を出し合って、いろんな課題も解決できていると思う。でも、今は後輩社員の教育で前川くんも忙しいよね。よくやってくれて、助かっている。
前川:開発って、ヘタをすると一人で悩んでしまって内にこもることもあるけれど、ヒエン電工の開発設計グループは時々笑いが入るので、大丈夫ですね。小林さんがムードメーカーになってくれているからですよ。
勢いのある会社だから、自分も挑戦できる。
前川:ボクはヒエン電工に入社して5年目ですが、自分が良いと思ったことをすぐに実現できるのが、この会社の良さだと感じています。それが自分自身の仕事のやりがいにもつながっているし。ただ、新しいことに挑戦すると、それが本当にいいのかを自分で検証するのが大変なんですけど(笑)。
小林:いつもみんなに言うのが「思ったことは自分が納得するまでやってみよう」ということ。ヒエン電工には、前へ、前へ、という企業風土があるから、勢いがあるんだと思う。前川くんも分析装置がある場所を探してきて、外部にまで分析に行くファイトがあるしね。これからも、もっと色んなことを相談したり、提案してきてほしいな。